住友林業のファーストインプレッション

工務店Bからの帰り道、駆け込みで住友林業に入ってみました。

木の温もりを感じられる展示場で、住友林業の格式の高さが印象的でした。

たぶん、金額は高いだろう。住友林業では建てないかもしれないけど、話を聞いてみたいといった気持ちでした。半分ヤケクソでした。。。


待つこと数分、イケメンが出て来ました。


今まで何社もハウスメーカー工務店で話を聞いていたので、目星をつけていた土地にどれくらいの家が建てられるのか単刀直入に聞きました。

イケメンはウチでは無理です、とは言わなかったのです。間取りと見積りを作らせてくださいと言ってくれたので、お願いしました。


一方、土地は駅近で区画整理地の良さそうな物件を見つけ、間取りの話もままならないまま、買付証明書を出していました。

29坪の土地に、建ぺい率50%、容積率100%

充分建てられると思ったのです。これは素人考えでした。

トヨタホームで土地を紹介してもらってから、土地に対する焦りがあったのです。

この後、間取りですったもんだするのでした。



SE構法の工務店Bに行きました

SE構法の工務店Bに行きました。
外観はモルタルのおしゃれな感じ。天井の挽き板や埋め込みのクーラー、内装にもこだわりや工夫があって、自分にとってはヒットでした。夫婦で一回4時間コースを何回か繰り返し、いざ見積り。

高いです。

私はこの工務店にしたいと思っていましたが、予算の面で夫婦で意見が分かれました。
SE構法といえば、ハウスメーカーだと住友林業のビッグフレーム構法、積水ハウスのシャーウッドが思い浮びました。
たまたま知り合いに住友林業で建てた人がいました。その人の話もしていたので、工務店Bで予算を聞いて落ち込んだその足で、住友林業の展示場に向かっていました。

SE構法の工務店Aに行きました

前述の考えからSE構法の家はどうだろうと2件の工務店に行きました。工務店だったら、ハウスメーカーより価格を抑えられるだろうと考えたからです。

1軒目の工務店Aは、私達の予算を伝えると、SE構法で建てるのは難しいだろうと言われました。構造計算と申請費が一棟一棟必要なので、価格が高くなるとのこと。SE構法の話を聞きたかったですが、すぐにその工務店フランチャイズの企画住宅の話になりました。いま流行り(?)の庇のないボックス型の住宅です。そちらは1700万の価格と安かったですが、基礎や構造、間取りに拘りたかったので、やめました。


木造と軽量鉄骨どっちがいいの?

木造と軽量鉄骨どちらがいいか?

これはいろんな考え方があって、どちらも一長一短だと思います。

現代の住宅は進化しているし、より地震に強い家、火災に強い家の追及は進んでいくでしょう。ただ、昨年の熊本地震の時のように、比較的築浅の住宅が倒壊した事例もあります。これは震度7クラスの地震が複数回来たときの想定があまく、業界ではかなり激震が走ったようです。

私は当初軽量鉄骨の家を考えていました。でも、軽量鉄骨と木造の違いはそんなにないのではないかと思います。

予算があったら、重量鉄骨造で建てたい。建築費用、メンテナンス費用、間取りの変更がしづらい、やっぱり一長一短です。

軽量鉄骨はサビでボルトが緩む可能性、リフォームしづらい(メーカーが限られる)火災が起きた時、ある一定の温度に到達した時に、一気にもろくなる。

木造も、木の伸縮性によるボルトの緩み、白蟻の問題があります。火災については軽量鉄骨よりゆっくり燃えます。


木造でSE構法というのがあります。木造版ラーメン構造です。

一棟一棟構造計算をする点、スケルトンインフィルという主要な柱を触らなければ、間取りの変更が可能な点、大空間の間取りが可能な点で、SE構法がいいのではないかと思いいたりました。


セナリオハウスに行きました

建築条件付の土地はセナリオハウスの土地でした。
土地は申し分なく、問題はハウスメーカーです。セナリオハウスとはなんぞやといろいろ話を聞き、営業マンとは4回ほど会いました。
セナリオハウスは木造住宅ですが、制振装置のミライエを標準装備しています。また、サイディングを支えるのは木ではなく、剛板なので耐用年数が長いとのことです。ショールームにも行きましたが、標準でこの設備はいいなとイメージが膨らみました。

今まで軽量鉄骨のハウスメーカーで話を聞いていて、木造はちょっとなと思っていましたが、セナリオハウスで木造に対する不安はなくなりました。拘れば地震に強い家が建つんだと視界がクリアになったのです。

でも、セナリオハウスにはしませんでした。

まず、建物は諸々込みで2100万円と価格は良かったですが。。。
土地の価格が2500万円とかなり予算オーバーだったこと、そして制振装置をつけているのに、自分達が薦められたのはよくよく聞いたら耐震等級1の家だったからです。
営業マンには地震に強い家を建てたいと伝えていたのに、
耐震等級1って。。。これにはがっかりしました。
耐震等級3でプラン考えてください!っとプランを作りなおしてもらいましたが、見積りは上がります。
もっとがっかりしたのは、耐震等級3「相当」というのが気になり、構造計算をしてもらって、長期優良住宅の申請をしたいですとこちらの希望を伝えると、

「申請をする人はそうそういないですよ」

はい?ってなりました。この言葉は信じられなかったです。明らかに私達の予算に対して帳尻合わせをしているようです。安かろう悪かろうとは言うけどさ。。。

ここでセナリオハウスとさよならです。

トヨタホームはおいといて

トヨタホームで話を聞くうち、土地取得の方に重点を置くようになりました。自分達でハウスメーカーを介さずに考えてみようと。

アットホームやらスーモやらを活用し、実際に土地を見に行ったり、土地の看板を見つけては問い合わせをしたりと自分達で積極的に行動しました。

主人の希望はとにかく駅近でしたが、予算はありません。土地の予算は1000万円代です。

※ちなみに首都圏です。


駅近で予算も限られるとなると、なかなか良い土地が見つからず、たまたま不動産屋巡りをしていたときに見つけたのが、建築条件付の土地でした。駅から近く、広さもあり、環境もよくて、ここだ!と建築条件付のハウスメーカーに話を聞くことになりました。

トヨタホームに行きました

次にトヨタホームの展示場に行きました。

ヘーベルハウスと同じ軽量鉄骨ですが、事前に調べて比較的価格が抑えられるかもしれないといった思いからです。

ヘーベルハウスは商品によって重量鉄骨、軽量鉄骨があります。

トヨタホームでは先に土地の相談にのってもらいました。トヨタホームの売りはラーメン構法、ユニット構法で耐震、制振性にすぐれ、工場でユニットを組み立ててから、現地に運ぶので、大工の腕に左右されない家を建てられるそうです。また、トヨタ自動車の技術を継承し、鉄骨でもサビに強い塗装を売りにしているようです。

30坪で概算2600万円ほどで建てられますと言われました。

トヨタホームで様々な土地を紹介してもらい、間取りを考えてもらうまでの3週間ほど、次々に土地が売れていきます。

トヨタホームの営業マンからあの土地は売れてしまったようですと聞くたび、妙に焦っている自分がいました。

これが失敗の始まりでした。。。